ババン時評 安倍首相の“弁論術”への疑問

前の国会で、安倍総理は、「丁寧に説明してご理解をいただく」と言った。3選を果たしても、次の国会ではまたモリカケ問題が再燃する。国民は辟易する。首相得意の“弁論術”だけで野党を説得し、国民の理解を得るのは難しい。国民の政治不信は募る一方である。

政治への信頼が低下するということは、政治家への信頼が低下することであり、政治家への信頼が低下するのは、政治家の言動への信頼が低下することであり、政治家の言動への信頼が低下するのは、政治家の言動に真実さ、誠実さ、道徳観がないからである。

それでは「丁寧に説明してご理解を」得るのはムリである。政治不信のもとが、安倍総理が得意とするような、政治家の「説明能力」の問題でも、「丁寧な説明」の不足でもないことは明らかである。(2018・10・21 山崎義雄のHP「ババンG」に「丁寧に説明してご理解を得る」のはムリ、の小論あり)