2019-07-04から1日間の記事一覧

ババン時評 飽食の国、暢気な国

大先輩のHさんによると、戦後の食糧難の時代は、子供たちが草、花、木、動物などに興味を持ったのは「食」のためで、食えるか食えないかが問題だったという。親も野草を摘んで日常の食卓に供していたし、子どもも、ぐみ、桑の実、また垣根のマキの実などお…

ババン時評 働き過ぎは罪悪か

現役時代の先輩Yさんから最近いただいた手紙に、こんな話があった。『遠い昔のことですが、私が入社時、当時(日刊工業新聞社の)社長であった増田顕邦氏から訓示を受けました。「この会社は創業間もない。したがって給料は安い。しかし仕事は山ほどあるか…