2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 珍妙な韓国式身勝手論理

先に、「日韓関係の改善は可能か」と題して、関係改善の突破口を探る一文を書いた。その一文について、仲間内の例会では、「認識が甘い」という批判と、「大人の態度だ」とする意見が出た。今回の韓国による世界貿易機関(WTO)への“訴願”を見ると、やは…

ババン時評 世は軽く、せっかちになった

今の世の中、フエィクニュースやら、無責任発言やら、刹那的な言動やらが目立ち、人間はますます軽く、せっかちになってきた。この一文も近視眼的雑感である。まず参院選の、テレビや街頭の選挙演説を聞いていると、後期高齢者のおじさんとしては、なにやら…

ババン時評 めでたくない?ピンピンコロリ

人生の締めくくりをどう迎えるかという「終活」本が書店に並ぶ。しかし、ノウハウ通りに準備して人生をおさらばするのは容易ではなかろう。第一、どのように死の瞬間を迎えるか、それが分からない。長いこと病院で、あるいは自宅で寝ついていたというなら、…

ババン時評 鼻のきかない奴はだめだ

今次の参院選では、共産党、社民党を除く与野党が程度の差こそあれ、日米安保の重要性を認めた。「力によって支えられない理想は幻影にすぎない」と56年前に指摘して日米安保の重要性を論じたのは、国際政治学者の故高坂正尭(1936~96)だ。そこから佐藤栄…

ババン時評 日韓関係の改善は可能か

いま韓国は、日本による半導体関連材料の対韓輸出規制に驚き、あわてて米国に仲裁を頼み込んでいる。これまで慰安婦問題、元徴用工問題、自衛隊機へのレーダー照射事件などで、一方的な言い分を言い募るばかりで一向に日本の発言に耳を貸さなかった韓国が―で…

ババン時評 参院選はどうでもいい

参院選はどうでもいい。なるようになる。政局の大勢に影響はない。問題は参院選の後だ。政権批判と高言・放言の選挙演説は、選挙が済めば言った本人も忘れてしまう。当選後の所属政党内で、選挙演説で振りかざした自論を主張する議員はいない。党の方針に諾…

ババン時評 飽食の国、暢気な国

大先輩のHさんによると、戦後の食糧難の時代は、子供たちが草、花、木、動物などに興味を持ったのは「食」のためで、食えるか食えないかが問題だったという。親も野草を摘んで日常の食卓に供していたし、子どもも、ぐみ、桑の実、また垣根のマキの実などお…

ババン時評 働き過ぎは罪悪か

現役時代の先輩Yさんから最近いただいた手紙に、こんな話があった。『遠い昔のことですが、私が入社時、当時(日刊工業新聞社の)社長であった増田顕邦氏から訓示を受けました。「この会社は創業間もない。したがって給料は安い。しかし仕事は山ほどあるか…