2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 コロナ後日本が向かう先

コロナの終息も見えないが、その後に日本が向かう先はさらに見えない。国も説明してくれない。今後の国の政策を示す「骨太の方針」が発表されたが、関心を持って読む国民はあまり多くないだろう。第一ボリュームがあって内容が平板だ。読んで面白くない。 と…

ババン時評 コロナと三密と芸術界

やはり出た。東京・新宿の劇場感染である。この小さな劇場での濃厚接触によるコロナ感染は、主催者側のずさんな演出による演者と観客の“三密劇”によるものらしい。菅官房長官ならずとも、「コロナ問題は東京問題」だと言いたくなるような事例だ。 大阪では吉…

ババン時評 いきなり「観光復活」?

菅官房長官が「コロナ問題は東京問題だ」と言ったことに反発したのか、小池都知事は、国の打ち出した観光支援の「Go To 政策」はアクセルとブレーキを一緒に踏むようなものだと批判した。コロナを防止するブレーキと観光事業支援のアクセルを同時に踏むよ…

ババン時評 ロシア改憲の欺瞞と独善

日本は、隣の韓国・北朝鮮をはじめ中国、ロシアと困った国に囲まれている。それらの国に共通するのは非民主的な体質と自国に都合よく歴史を歪曲する性癖だ。そのあたりを特徴的に具現化して見せたのが今回のロシアが目指す憲法改正だ。 プーチン政権による憲…

ババン時評 誹謗中傷も表現の自由か

誹謗中傷はいつの時代にもあったが、インターネット時代の誹謗中傷は「匿名」という新しい“隠れ蓑”を着て行うところが問題だ。ようやくお上も重い腰を上げた。総務省がその対策の検討に取り組み素案作りを急ぐという。いわれなき誹謗中傷がいよいよ目に余る…

ババン時評 どこまでも続く「いま」

コロナの災厄は一向に収まる気配がない。いずれは終息するだろうが、ある日ある時、ピタリと終わるわけではない。時の流れの中で連続、断続(断続という連続)を経て終息(コロナは死んだふりを)する。「連続の今」「連続の今日」が続く。 人生も「今の連続…

ババン時評 「言語」はただの「記号」

はたして「言葉」は単なる「記号」なのだろうか。言語学の祖といわれるソシュール(1857~1913)は、それまでの、言語はコミュニケーション・ツールだとする言語学から、「言語」は「記号」であり、「記号」が思考のツールだとする言語学を創始した。そして…

ババン時評 人間は「なぜ生きる」

今年は、中国コロナのトバッチリで、高僧の説話を聞ける菩提寺の施餓鬼会が中止になった。人間の生き方・死に方については、凡俗の論ずるテーマではないが、後期高齢者ともなるとやはり考えてしまう。愚考の一端は折に触れて、この「ババン時評」にも書いて…