2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 「親子判定」今むかし

昔話の大岡裁きで、子供の親権を争う2人の女に、子供の両手を双方から引っ張り合いをさせて、どっちが本物の母親かを決める話がある。「私の子だ」と2人の女に両方から強く手を引っ張られて痛さに子供が泣く。大岡判決は、泣く子がかわいそうで手を離した方…

ババン時評 「口下手」首相?変身中!

いまや菅首相の口下手は衆目の一致するところとなった。読売(R3・2・20)は「政治の現場」レポートで、脱「発信下手」模索続く 首相、などと報じている。それによると、菅首相は2月2日の夜、人払いした首相官邸の記者会見室で、初めて使うプロンプター(…

ババン時評 無戸籍で揺れる“血の絆”

この平和な日本で、戸籍をもたないまま社会の片隅で生きて死んで行く人たちがいる。2014年以降でも約3400人の無戸籍者がいて、現在でも約800人ほどが確認されている。しかし実際の無戸籍者は1万人を超えていると推定されている。 そんな老人や親子の事例など…

ババン時評 強まる 失言を許さぬ風潮

ネット社会の広がりもあって、ますます他人の失言を許さない風潮が強まっているように思える。森喜朗・元オリ・パラ会長も、つまらない“軽口”によって会長辞任に追い込まれ、晩節を汚す?大事になるとは思いもよらなかったろう。森氏にチョッピリ同情をよせ…

ババン時評 資本主義/共産主義と格差社会

26対38といえば、数字に大差はないように見えるが、26人対38億人となれば、これはとんでもない大差で、どだい比べることが無意味に見える数字だ。しかし前者の26人は世界の超富豪であり、後者38憶人は世界の最下位貧困層の人達だ。そして、両者の保有資産合…

ババン時評 「改憲」逃げてはいられない

先に発表された読売新聞社と米ギャラップ社の日米共同世論調査では、日本で信頼されている組織や公共機関のトップは、東日本大震災のあった2011年から9回連続で「自衛隊」だった。昨年は首位を「病院」に譲り、自衛隊は2位となった。これは言うまでもなくで…

ババン時評 捉えどころのない幸福感

人によって「幸福感」は千差万別だ。「幸福」は捉えどころがない。国が富み、国民1人当たりGDPが高ければ幸せか。先進国の現状を見れば、環境を破壊し、犯罪が増え、精神を病んでいる。国富や国民の富が必ずしも国民の幸福にはつながらない。そこで注目され…