2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 外人労働力の裏表

いよいよこの4月から外国人労働力の受け入れが始まった。令和時代も続く日本経済の課題は、人口減と労働力不足、そして財政赤字だが、とりわけ少子高齢化による人口減と労働力不足が深刻だ。そのアナを埋めようというのが外国人労働力の受け入れだ。しかし、…

ババン時評 「従業員重視」の軽視

世界先進国の中で一番の怠け者が日本人だといわれたら大方の日本人は怒るだろう。働き過ぎや過労死が問題になり、アベノミクスの働き方改革で残業規制をかけられるほど日本人は働いているのである。ところがそのわが日本の労働生産性(時間当たりのGDP)はOE…

ババン時評 玉虫色の韓国勝訴に疑義

こんなアホらしい判定があろうか。世界貿易機関(WTO)が、日本の海産物に輸入制限をかける韓国に対して、第二審で逆転勝訴の判定を出した。理由は、どうやら日本の言い分が間違っていたというより、第一審で韓国の言い分を十分に聞かなかったから、というこ…

ババン時評 大臣辞任・何が問題か

情けないレベルの失言や事実誤認で辞任に追い込まれた桜田五輪相を、“誤輪相”と皮肉る向きもあるようだが、私は、いくら過失を責められても懲りない“桜田懲りん相”と呼びたい。ひょっとすると、辞任後のいまでも、なんでオレがこれしきのことで大臣をやめな…

ババン時評 「脳の性差」と「単純平等論」

いま「妻のトリセツ」という本が売れている(黒川伊保子著、講談社+α新書)。同じ筆者の「定年夫婦のトリセツ」も書店に並ぶ。妻のトリセツも定年夫婦のトリセツも遠の昔に卒業した後期高齢者としては、こうしたテーマに当面の興味はないのだが、若いころか…

ババン時評 マネー経済時代の守銭奴

ゴーン氏の所有する豪華ヨットの名前が「シャチョー号」とは笑わせる。彼の考え方・生き方、“ゴーン理論”の一端をうかがわせる命名だ。またフランスで、ゴーン氏が代理店経由で自分のポッポに資金を還流させた疑惑が持ち上がり、これまでゴーン氏にフォロー…

ババン時評 おめでた解釈“令和”時代

新元号「令和」の令の筆順は、最後の字画がタテ棒で示されたが「、」もある。(その文字がパソコンでうまく出ないのでややこしい説明になるが、その二文字は同じ意味で“同格”である)。菅官房長官の示した筆文字「令和」のタテ棒の終わりがわずかに左にハネ…