2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 「しめたもの夫婦」の形

「しめたもの夫婦」については後で触れるとして、まずは先ごろ、80半ばで逝った先輩の葬儀に参列した。自ら歩んできた高校、大学、会社OB会などのリーダーを務めた人だけに、社交的で人脈も広く、明るい人柄で人望のある人だった。知らせを出したら大変な葬…

ババン時評 「時代の風」を読む統率者

優れた統率者は「時代の風」に敏感だ。先ごろ、101歳で昨年11月に亡くなった中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬が行われた。中曽根さんは若いころの国会における勇ましさで「青年将校」と言われ、後には政界遊泳術の巧みさで?政界の「風見鶏」と言われ…

ババン時評 哀れ“清浄無垢”の少女像

何を考えているのだろう。韓国が、今度はドイツ・ベルリンの市街地に慰安婦像を設置したという。これほど熱心に?日本を貶める国際宣伝をして、韓国にどんなメリットがあると考えているのか。目的の第1は日本の韓国統治時代の非人道的所業を世界に訴えるこ…

ババン時評 不公平・不平等は世の常

コロナ対策の目玉である国の観光支援策「GoToトラベル」事業が国と行政の不手際で混乱した。国からの補助金支給が間に合わず、一部の旅行会社で割引旅行商品の販売を中止したり割引額を引き下げたりした。それによって旅行を取りやめたり、予約の変更をした…

ババン時評 国語軽視の“言葉壊し”

文科省による「国語世論調査」では、「国語が乱れている」と感じている人は66%。20年前の調査より約20ポイント少なくなっている。同時に、本来の「言葉」の意味を正しく理解している人がどんどん少なくなっているという。だが「敬語」について、使い方が「…

ババン時評 総理は我慢が足りなかった

日本学術会議って何だ? 名前は聞いたことがあるが中身は知らない。そんな国民がけっこう多いのではないだろうか。この、一般にはあまり知られていなかった団体?が、慣例によって推薦した新会員6名の任命を、任命権者である菅首相が拒否したことで、にわか…

ババン時評 “岩盤国家”韓国の異常性

韓国人識者による、日本統治時代の功罪に対するまともな評価本も結構あるが、今売れている『反日種族主義の闘争』は勇気ある6名の韓国人学者によるきわめて学術的な一書だ。本書は前著『反日種族主義』の続編である。編著者の李栄薫(イヨンフン)ソウル大…

ババン時評 半沢直樹の教訓は「自助」

人気を博したテレビドラマ「半沢直樹」の主人公・半沢(堺直人)は、“青臭い”くらいに真直ぐな主張を押し通す熱血漢。経営危機に陥った「帝国航空」の再建計画に携わる「東京中央銀行」チームを率いて、ムリと思われた自立再建計画を推し進める。これに対し…