2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ババン時評 資本主義から「人新世」へ

いま、地球と人類の歴史の新しい「時代区分」として「人新世」(ひとしんせい、あるいはじんしんせい)という考え方が注目されている。これまでの地球の地質的な時代区分は、地質や気候や生物相など自然の大変動期で区分されてきたが、現代は、自然破壊など…

ババン時評 土光さんが泣く東芝の身売り

日本産業界の名門・東芝が、英資本による買収提案を受けて揺れている。東芝は日本を代表する電機メーカーとして、戦後の日本経済を牽引した。初期の経団連では2代石坂泰三、4代土光敏夫と2人の会長を輩出した。今回の買収劇で真っ先に頭をよぎったのは土光敏…

ババン時評 「改憲」遥か、門前論議

また野党、というより立憲民主党が国民投票法を巡って逃げの姿勢だ。こんなことでは、二度と野党に政権が回ってくることはないだろう。4月15日、衆院で、憲法改正の是非を国民に問う「国民投票法」改正案の審議が始まった。しかし、ハナから立憲民主党立民と…

ババン時評 日米協調に水を差す日本?

米のバイデン政権は、予想に反して?意欲的に対中包囲網の構築を進めている。ブリンケン米国務長官は、中国による新疆ウイグル自治区における人権侵害について、「集団殺害(ジェノサイド)」ありとまで明言した。中国包囲網に欧州も同調し、米国、欧州連合…

ババン時評 日中韓の宗教的距離感

日中韓はそれぞれいくつかの異なる宗教を持っている。中国は、共産主義独裁国家にもかかわらず仏教、道教など古来の5宗教を「公認」している。韓国には、仏教、儒教などがある。日本には仏教、神道などがある。日本人は無宗教だと言われることがあるが、それ…

ババン時評 「米の属国日本」の気概を

バイデン米大統領は、先ごろ、就任65日目に開かれた初の記者会見で、中国についてこう言及した。「中国の目的は世界を主導し、世界で最も豊かで強力な国になることだが、私の任期中にそれは起こらない。なぜなら米国は成長し続けるからだ」-。多分これは、…

ババン時評 たかり根性と負け犬根性

経済とは経世済民、世のため人のために国が行う根幹的な政策だ。したがって、新型コロナによる飲食業やサービス業などの経営難と、失業などによる国民の生活苦を救うための財政支出は、まさに国による喫緊の経済政策だ。ところがi今、ワル知恵を働かせた「持…