2021-01-01から1年間の記事一覧

ババン時評 文在寅相手にせず?!

文在寅韓国大統領が、日本の植民地支配に抵抗した1919年(大正8年)の「3・1独立運動」を記念する式典で演説し、「未来志向的な発展にさらに力を注がねばならない」として、日韓関係の改善に取り組む姿勢を示した。この手の発言はよくやるが、実行が伴ったこ…

ババン時評「わいせつ教員」の罪と罰

洋の東西を問わず、昔から幼い子供を性的嗜好の対象にする「人間だけの悪癖」は後を絶たない。対象は女の子に限らず、戦国武将が愛した小姓などの例もある。一般人にとっても、だれにとっても汚れを知らない子供は無条件にかわいい存在だ。抱きしめてやりた…

ババン時評 習近平は歴代中国の新皇帝

共産党中国が特殊で厄介な国であることは論をまたない。それについて、中国出身でトランプ前政権の対中政策ブレーンだったマイルズ・ユー氏が、対中国で「幻想は不要」だと語っている。読売の電話インタビューに答えたもので、中国が共産党独裁体制である現…

ババン時評 「親子判定」今むかし

昔話の大岡裁きで、子供の親権を争う2人の女に、子供の両手を双方から引っ張り合いをさせて、どっちが本物の母親かを決める話がある。「私の子だ」と2人の女に両方から強く手を引っ張られて痛さに子供が泣く。大岡判決は、泣く子がかわいそうで手を離した方…

ババン時評 「口下手」首相?変身中!

いまや菅首相の口下手は衆目の一致するところとなった。読売(R3・2・20)は「政治の現場」レポートで、脱「発信下手」模索続く 首相、などと報じている。それによると、菅首相は2月2日の夜、人払いした首相官邸の記者会見室で、初めて使うプロンプター(…

ババン時評 無戸籍で揺れる“血の絆”

この平和な日本で、戸籍をもたないまま社会の片隅で生きて死んで行く人たちがいる。2014年以降でも約3400人の無戸籍者がいて、現在でも約800人ほどが確認されている。しかし実際の無戸籍者は1万人を超えていると推定されている。 そんな老人や親子の事例など…

ババン時評 強まる 失言を許さぬ風潮

ネット社会の広がりもあって、ますます他人の失言を許さない風潮が強まっているように思える。森喜朗・元オリ・パラ会長も、つまらない“軽口”によって会長辞任に追い込まれ、晩節を汚す?大事になるとは思いもよらなかったろう。森氏にチョッピリ同情をよせ…

ババン時評 資本主義/共産主義と格差社会

26対38といえば、数字に大差はないように見えるが、26人対38億人となれば、これはとんでもない大差で、どだい比べることが無意味に見える数字だ。しかし前者の26人は世界の超富豪であり、後者38憶人は世界の最下位貧困層の人達だ。そして、両者の保有資産合…

ババン時評 「改憲」逃げてはいられない

先に発表された読売新聞社と米ギャラップ社の日米共同世論調査では、日本で信頼されている組織や公共機関のトップは、東日本大震災のあった2011年から9回連続で「自衛隊」だった。昨年は首位を「病院」に譲り、自衛隊は2位となった。これは言うまでもなくで…

ババン時評 捉えどころのない幸福感

人によって「幸福感」は千差万別だ。「幸福」は捉えどころがない。国が富み、国民1人当たりGDPが高ければ幸せか。先進国の現状を見れば、環境を破壊し、犯罪が増え、精神を病んでいる。国富や国民の富が必ずしも国民の幸福にはつながらない。そこで注目され…

ババン時評 悪玉トランプVS善玉バイデン

トランプ前大統領は、メキシコとの間にヘイを作り、自国第一の保護主義経済をやってみたが、いたずらに国際摩擦を起こし、支持層の中核である白人中間層の雇用回復期待を裏切っただけ。何の効果も上げられず、大統領選に敗れて退場するハメになった。 もちろ…

ババン時評 「ハンコ」がお辞儀する?

『ハンコで「おじぎ」増殖中!?』―読売新聞(1・9)にあったビジネスマナーに関する記事のタイトルである。実例を示す図を見て、笑ってしまった。なるほど、社内書類の押印欄で、役職がさがるにつれて上司に頭を傾けてお辞儀するようにハンコが並んでいるの…

ババン時評 東北気質でひと踏ん張り!

元自民党総裁の谷垣禎一さんが、「党内で疑似政権交代」を行ってきた自民党の強みを語る中で、ひと言菅首相について触れ「苦労人は違うな、温かみがあるなという感じはまだ出ていない」と語っている(読売 1.4)。谷垣さんらしい温かみのある人物評だが、ど…

ババン時評 韓国地裁のとんでも判決

韓国の裁判所が、とんでもない不当判決を出した。韓国人元慰安婦12人が日本政府に損害賠償を求めた裁判で、韓国のソウル地裁が原告の訴えを認め、1人当たり1億ウオン(約950万円)の賠償を命じた判決である。 この判決に対して日本政府は、国家は他国の裁判…

ババン時評 世界で断トツ若者自殺国日本

日本は、世界一若者の自殺の多い国だという。ここ10年間の自殺者は減少を続けて年間2万人程度となっているというが、昨年の自殺率は前年比で大きく増加したようだ。そして問題は、先進国の中でもひときわ目立つ日本の特徴が若者の自殺率の高いことで、この傾…

ババン時評 韓国の言い分を聞こう

元慰安婦や徴用工をめぐる、外交の基本も国際ルールも無視した韓国の言い分は許しがたい。しかしここは新春の大らかさで韓国の言い分に耳を貸そう。YESと聞くかNOと聞くか―。 ①日本は「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の前政権との合意を守…

ババン時評 日本人よどこへ行く

令和3年の春である。カルロス・ゴーン元日産社長は、故郷レバノンで優雅な生活をしているらしいが、国内では、IR汚職贈収賄で有罪判決を受けた衆院議員秋元司被告、足元の鶏卵業者から多額の現金を受けた吉川貴盛元農相、そして安倍元首相主催の「桜を見る…

ババン時評 本当か「人は話し方が9割」

話に自信があるという人はそう多くはいないだろう。多少の自信がある人でも話の仕方で苦労するのが当たり前で、大方は話下手で苦労する人の方が多いはずだ。暮れの某日、新聞の見開き2面にわたって「話し方」のノウハウを伝授する新刊本3冊の広告が並んで載…

ババン時評 「牛の歩み」と「人の歩み」

よく、人という字は2人で支え合ってできていると言われる。しかしよく見ると人という字には支える側と支えられる側がある。世の中には人に寄っかかって得をするヤツと、それを支える側に回るワリの悪いヤツがいる。しかしそう悪く取るよりは、人というのは…